
「青の洞窟」って聞いたことありますか?
外から差し込む太陽の光が、白い砂地に反射し、まるで水面が青く輝いているように見える洞窟です!いろんな自然現象が折り重なって生まれた光景は、とても幻想的で見る人の心を虜にします。
日本では沖縄が有名ですが、青の洞窟は世界にもたくさん存在します。
ここでは、わたしが海外を旅した時に訪れた世界の青の洞窟をご紹介します。
イタリア【カプリ島】の青の洞窟
青の洞窟といえば一番有名なのは、ここイタリア・カプリ島の青の洞窟ではないでしょうか。
行き方
①まずは、「カプリ島」を目指しましょう
カプリ島行の船が出ているのは、ナポリやソレントです。
本数や利便性を考えると、ナポリからいくのがおすすめです。
ナポリからは、
高速船…モロ・ベヴェレッロ港発、約50分、一時間に一本程度
フェリー…カラタ・ポルタ・デイ・マッサ港発、約1時間~1時間25分、一日に7本程度で時間はまちまち
値段はそれぞれ時間帯や運航会社によって、14~23ユーロ前後です。
おすすめは高速船です!このあともまだ先は長いので、できるだけ早くカプリ島に向かいましょう。
②青の洞窟行きのモーターボートに乗りましょう
カプリ島、マリーナグランデ港に到着したらモーターボートに乗りましょう!
港の中央辺りで販売されているチケットを買い、モーターボートに乗りかえます。
値段は18ユーロ(ネット事前購入で17ユーロ)
5歳以下無料
③青の洞窟入り口で手漕ぎボートに乗りましょう
モーターボートで洞窟の入り口に到着したら、手漕ぎボートに乗りかえましょう。
ボート代&入場料で一人14ユーロ
終了時、船頭さんにチップを払いましょう。一人当たり1ユーロぐらいが相場です。
※モーターボートに乗らず、バスで青の洞窟付近まで行って、そこから手漕ぎボートに乗る方法もあります
洞窟の様子
入り口はとても狭くなっているため、ボートに寝るように座り、船頭さんが入り口に設置されている鎖を引っ張るようにして、波に乗って中に入ります。
中は、手漕ぎボートが6~7台入れるほどの空間です。そこで、船頭さんが洞窟の説明と陽気な歌で楽しませてくれます。
入り口付近のから輝く、クリスタルブルーがとても幻想的です。
難易度★★★
洞窟への入場は当日の天気次第で決まります。入り口が狭いため、潮の干満でも状況が変わってくるため朝は開いていたけど午後は閉まってしまうなんてこともあります。
ベストシーズンは夏場です!冬は入場確率が20%にまで落ち込みます。ホームページでも入場状況は確認できますが、天候は刻一刻と変わるので現地で確認するのがベターです。
ただし、ナポリの港で聞いても、行ってみないとわからないと言われてしまうので、できるだけ早くカプリ島に到着するようにして、確認しましょう。
クロアチア【ビシェボ島】の青の洞窟
穴場スポット!?イタリアの青の洞窟にも劣らない美しさです。
行き方
気軽に青の洞窟に行く方法は、スプリットやフヴァル島から出ている「青の洞窟ツアー」に参加することです。ベストシーズンに行けば、各町や港にツアー案内が出ているので簡単に申し込めます。
ツアーでなく、自力で島にわたりたいという人は、スプリットやフヴァル島からフェリーでヴィス島に渡り、そこからビシェボ行きのボートに乗りかえましょう。
個人的には、ヴィス島から行くのがおすすめです。ヴィス島からも簡単に青の洞窟行のボートを見つけることができます。
洞窟の様子
洞窟内は、長さ約24メートル、高さ約15メートル。海の深さは10~15メートルほど。
入り口から離れたところも青く輝いているので、とても深いブルー色。静寂の中で、異空間に来たかのような錯覚をおぼえます。
難易度★★
青の洞窟へアクセスできるのは、4~10月で、ベストシーズンは6~8月。この時期は80~90%の確率で行くことができます。それ以外の時期だと確率は50%ほど。
当日の天候や波の高さで入れるかどうかが決まってくるので現地でしっかり確認しましょう。
ブラジル【ボニート】の青の洞窟
南米にもありました!ブラジル・ボニートの青の洞窟
行き方
ボニートでGruta do Lago Azulのツアーに参加しましょう。
町から車で40分ほど離れた場所にあるので、自力で行くのは難しいでしょう。
洞窟の様子
今までの洞窟と違い、こちらは鍾乳洞になります。ヘルメットを装着し、長い階段を下りた先にあります。
長い年月をかけて、水の浸食によりできた自然のアート。透き通った水だけでなく、天井から壁まですべてが見どころ満載です。
難易度★
きれいなブルーを見るには、晴れた日がベストですが、よほどの悪天候でない限り入場できないということはないと思います。
ブラジル【シャパーダジアマンチーナ】の青の洞窟
シャパーダジアマンチーナという国立公園にある神秘の洞窟
行き方
レンソイスからPoço Encantadoのツアーに参加しましょう
洞窟の様子
こちらもヘルメットを着けて降りていきます。洞窟の中はわりと暗いのですが、目が慣れてくると、深い深いコバルトブルーの水たまりが浮かび上がってきます。タイミングがいいときは水たまりに太陽の光が差し込み、まるでブルーの虹がかかったように見えるそうです。
難易度★
よほどの悪天候でない限り、入れないということはないと思いますが、人数によって入場制限がかかります。
洞窟内はとても暗いので、晴れた日でないと青の輝きは薄いでしょう。
ブラジル【シャパーダジアマンチーナ】の青の洞窟2
同じく国立公園内にある泳げる洞窟
行き方
レンソイスでPoço Azulのツアーに参加しましょう
洞窟の様子
自然保護のため、入る前にシャワーで体を洗い流さないといけません。
とても透明度の高い天然プールでかなり深いです。ほかの洞窟と比べて、青さという面では少し劣る気がしますが、隠れ家的な雰囲気と泳げるということがポイントです。
難易度★
よほどの悪天候でない限り、入れないということはないと思いますが、人数によって入場制限がかかります。
水はとても冷たいので、もしかしたら寒い時期はツアーをおこなってないかも?しれません
最後に
世界中にいろんな特徴をもった青の洞窟が点在します。どこか興味のわいた場所はありましたでしょうか。自然がつくりだす絶景スポットなので、見るのに条件は必要ですが、どこもとても神秘的で心に残ること間違いなしなので、ぜひ足を運んでみてください。