
死ぬまでに一度は見てみたい絶景「オーロラ」
このオーロラが見たいがために、タスマニア(オーストラリア)、アイスランド、イエローナイフ(カナダ)と三か所の国を訪ねてみました。
実際オーロラは見れたのか!?オーロラ観測のための準備やそれぞれの国の特徴などを紹介します。
行く前の準備
適当に旅行の日程を立てても、そうとうな強運の持ち主でない限りオーロラを見ることはできません。あらかじめ、オーロラの出そうな日を予測して日程を立てましょう!
オーロラ予測サイトをチェックする
オーロラ予測サイトでおすすめなのが
・Aurora Forecast…北半球のオーロラ予報サイトで一か月の予測が見れます
・Aurora Service…南半球のオーロラ予測を見るのに便利。三日間の予測が見れます
レベルが1~9まであり、5以上になると見れる可能性が高いといわれています。
なのでレベルが5以上のその時間帯を狙って行くのがおすすめです。
また、時間はUTC時間で表示されているので間違えないように注意が必要です!
オススメのサイトは上の二つですが、それ以外にもいろんなサイトを見比べるのがいいでしょう!
天気予報をチェックする
いくらオーロラのレベルが良くても、天気が悪ければオーロラを見ることはできません。
雨の日はもちろん、雲の動きもチェックすることが必要です!!
また、新月を狙った方がよりはっきりオーロラを見ることができます。満月でも全く見えないということはありませんが、オーロラの出る方角によっては、月の光が強いと感じるかもしれません。
オーロラはできるだけ明かりのない暗いポイントで見るのがベストです!!
カメラを持っていこう
オーロラはレベルが低いと、肉眼で見ただけでは白いモヤのように見えるため、雲と見分けがつかなかったり見逃してしまうことがあります。
肉眼では見えなくても、カメラで撮ると緑に見えていることはよくあるので、ぜひカメラを持って行きましょう!
三脚は必須です!!!
スローシャッターで撮影しなければいけないので手持ちでは必ずブレてしまいます!
カメラはマニュアルでフォーカスとシャッタースピードをいじれるものをもっていきましょう!
ケータイでもアプリを使って撮影可能ですが、撮れる画はそれなりです。ケータイの中では、iPhone11が手振れに強く綺麗に撮影できるようです。
では、それぞれの国ごとにどんな特徴があるのか見て行きましょう。
タスマニア(オーストラリア)
オーロラって寒い所で見るものじゃないの!?
オーストラリアで見れるなんて!!と最初は驚きましたが、南半球でも見れるんです!
日照時間次第ですが、基本的に一年中見れるそうです\(^O^)/(ベストシーズンは4月~10月)
つまり、真夏でもオーロラが見れちゃうんですね!
タスマニアのオーロラは見え方が違う!?
オーロラは太陽の動きと関係しており、「オーロラベルト」と呼ばれるオーロラが出現しやすいエリアに近いところほどよく観測されます。
その発生頻度は、南半球・北半球とも同じくらいですが、その位置により見え方が違ってきます。
北半球では、オーロラベルトの真下に立てるため、オーロラが頭上で活動しているのが見えます。
一方、タスマニアはオーロラベルトから少し外れているため、弧を描いたような形で、地面辺りが光っているように見えます。
オーロラが見れる場所
南の方がより観測しやすいと言われており、強いオーロラの時には、「ホバート」の街中からも見ることができます。
できるだけ人口の光が少ない所がベストですが、おすすめの場所は
・Swansea
・Coles Bay
・Eaglehawk Neck
・Park Beach
・Southwest National Park
などです。その日、どの方向にオーロラが出るのか、雲がないのかなどをチェックして場所を選びましょう。
また、タスマニアはうまくいけば、海が青白く神秘的に光る夜光虫とオーロラの写真を撮ることもできます。
気候と服装
タスマニアは夏といえど、早朝、夜間は冷え込みます。冬はもちろん夏場でも上着はしっかり持参しましょう。
難易度★★
タスマニアでは、オーロラ予測サイトと毎日にらめっこし、何度も挑戦したのですが、肉眼で見て分かるオーロラを見ることはできませんでした。
カメラで撮ってようやく分かるレベルのオーロラには当たったのですが悔しいです。
Facebookのオーロラグループもチェックし、わたしがいた期間にホバートの街中から見れるレベルのオーロラもあったみたいですが、タイミングが合わず見れずに終わりました。
北半球の国に比べてそこまで気温は下がらないし、地元の人は、晴れてれば見れる!と言うくらいなので、タイミングさえ合えば、オーロラを鑑賞するのにそこまで難易度は高くないのかもしれません。
また、タスマニアは観光ポイントがたくさんあるので、オーロラだけを狙うのではなく、観光ついでに見れたらラッキーくらいの気持ちで来るのがちょうどいいかと思います。
アイスランド
アイスランドのオーロラシーズンは9月~4月!!
観光大国のアイスランドはオーロラ以外にも見所満載です!公共交通機関は少ないのでツアーに参加するか、レンタカーでまわるのがおすすめです。
オーロラが見れる場所
アイスランドのすごい所は、国全体がオーロラベルトにすっぽり収まっていることです。
なので、すべての場所がオーロラの鑑賞ポイントと言ってもいいでしょう。街中でも見れます!
よりはっきりとしたオーロラが見たい時は、なるべく光のない所、雲のない所を求めて車を走らせればきっと素敵なオーロラが鑑賞できるでしょう。
気候と服装
アイスランドは実はそこまで寒くなりません。冬の平均最低気温でー3度ほど。
ただし、風が吹くと体感はもっと寒く感じるので、しっかり防寒が必要です。
オーロラのシーズンも9月から始まるので、寒いのが苦手な人は本格的な冬が来る前に旅行するのがおすすめです。
難易度★★★
オーロラを見るには、最低でも5泊はしたいところです。
わたしは、6泊しましたが、オーロラを見ることはできませんでした。それっぽい白いモヤはあったのですが、寒すぎて外で何時間も粘るのは難しかったです。(>_<)
各ツアー会社でも5泊以上の滞在がすすめられています。
オーロラが見れる確率は一晩で50~70%と言われており、難易度は高めです。
イエローナイフ(カナダ)
日本人に有名なオーロラの鑑賞スポットの一つ!
実はカナダ人のあいだでは、そんなに有名ではないんですよ。
アジア人観光客が多く、日本語対応のツアー会社もたくさんあるので海外旅行初心者でも安心していける場所です。
ベストシーズンは11月~4月(冬季)と8月~9月(夏季)の二回です。
夏季は湖がまだ凍っていないので、湖に反射するオーロラを見ることができます。
オーロラが見れる場所
街中でも見れますが、おすすめの場所は
・Prelude Lake
・Hidden Lake
・Pontoon Lake
・Mandeline Lake
・Prosperous Lake
街の観光案内所でオーロラの予報や、鑑賞スポットのマップをもらうことができます。
また、ツアーも豊富なので滞在中何日かはツアーに参加してみるのもおすすめです
気候と服装
冬は-40度にもなるほどの極寒です。
少し外にいるだけでまつ毛が凍るし、カメラのバッテリーもすぐ落ち、本体自体も凍ってくるのでそれなりの装備が必要です!
足はとくに冷えて指先から痛くなってくるので、ホッカイロや靴下を何枚か重ねてはくなどしましょう。
暖房設備はしっかりしているので、ホテルなどの部屋は暖かく半そででも過ごせます。
難易度★
イエローナイフは三日滞在すれば一回は見れると言われているほど、鑑賞できる確率は高いです!
山がないので、天気が大きく崩れることもあまりありません。
オーロラの情報もゲットしやすく、ツアーもあるので、寒さと眠気との戦いに勝てばこれほどオーロラ鑑賞に適した場所はないでしょう。
まとめ
オーロラを見るため、タスマニア、アイスランド、イエローナイフと回ってみましたが、結果的に一番いいオーロラが見れたのはイエローナイフでした!
でも、タスマニアは南半球ならではの形が見れたり、アイスランドはそれほど寒くなくオーロラ鑑賞に望めたりなど、それぞれメリットも違うのでどこが一番とは言えません。
オーロラ鑑賞はとにかくタイミングと諦めずに粘る心が大事なので、これからオーロラを見に行きたいという人はぜひ自分のメリットにあった気になる場所を見つけて、辛抱強く空を見上げてみてください(^^)/