
こんにちは!わったーです。(^O^)/
わたしは、いろいろな季節労働やマリンの仕事をめぐりながらいろいろな場所を訪れているのですが、今回北海道に行くことがあったので「北海道=酪農」と思い、北海道ならではの仕事がしてみたいと思い、約二か月の超短期で酪農バイトをしてみました。
今まで農業のバイトはたくさん経験がありますが、酪農はまた全然違ってとても大変なお仕事でした(>_<)
酪農バイト一日のスケジュール
AM4:00 起床
AM4:30 仕事開始(搾乳、牛舎の掃除)
AM9:00 午前の仕事終了
中空き
PM14:30 仕事開始(餌の準備、牛の呼び込み、搾乳、掃除)
PM18:00 午後の仕事終了
こんな感じで一日に二回搾乳します。
実働8時間で、昼間に大きな中空きがあります。
これがノーマルなスケジュールですが、月に一回牛乳の検査が入ったり、出産があったりするともう少し実働時間が長くなったりします。
また、6月頃からは牛が食べる牧草の刈り取り作業なんかも入ってくるので農家さんは大忙しです!
どんなに忙しくても、搾乳はしっかりしないと牛が病気になってしまったりするので農家さんは一日も休むことができません。
酪農のバイトをするまで知らなかったこと
☆牛乳を出すっていうことは子供がいるっていうことです!
なので、乳牛は発情が始まったら種付けをして妊娠させるんですね。
発情期の牛は妙にいつもより寄ってきて舌でぺろぺろしてきます。ちょっとかわいいけどちょっと怖い。(゚д゚)
☆牛舎にはたくさんの牛がいますが、すべての牛に名前がついていて、足が悪い牛や暴れやすい牛などオーナーはすべての牛の特徴を把握しています。
けっこう牛って性格がちゃんとあって、いっつも同じ間違いをする牛とか、怒られると嫌な顔する牛とか見ていてとても面白いです(#^^#)
☆乳房炎などの病気になると、その牛の牛乳を製品として出すことはできないので別で搾乳が必要になります。
本当にちょっとしたことが原因で病気になったりするし、それを治すのも大変です。
一頭しぼれなくなるだけで月に30万円ほどのロスになるそうです(゚д゚)!
☆仕事は主に室内
草原・牧場・牛のイメージが強かったのですが、実際の仕事はほとんど中での作業でした。
外に出るのは放牧するときくらいです(>_<)
酪農バイトをして大変だったこと
・体中ににおいがつくこと
どんなに掃除をしても、牛は一日に大量の糞をするので牛舎は常ににおいます。
中空で家に帰っても頭ににおいが残っていたり、服におしっこがひっかかった日には一日中ツンとするにおいに鼻がやられます。
牛の糞が顔に飛んでくることも日常茶飯事です。(´Д`)
・掃除がしんどい
重いものを運んだり、掃除するのはわかってましたが、一番きつかったのは掃き掃除!!
あれ、掃くってこんなにしんどかったっけ??と思うほど力を込めて思いっきり箒を振り回さないとこびりついた糞は落とせません(´Д`)
普段使わない筋肉を使っているのか、めちゃめちゃ汗をかくし、慣れるまですごく時間がかかります。
・中空き制度が自分に合わない
朝早くから仕事するので、朝が苦手な人はこの時間に昼寝です。
でもまたすぐ仕事があるって思うとなんか休まらないし、一気に仕事したい!って人には向きません。
・一人前に搾乳できるようになるのは難しい
短期間で搾乳を覚えるのは難しいです。牛によってすごく時間がかかる牛や、二回おっぱいが張る牛など様々です。絞りきったと思ってチェックしてもらうとまだまだ出たり。。
おっぱいの張り具合の感触を覚えないといけないみたいですがこれがなかなか難しかったです。
・牛が言うことを聞いてくれない
当たり前ですが、牛が言うことを聞いてくれません!(笑)
掃除したそばから糞を落とされたり、歩いてくれなかったり、たまにキックとかもされます。直撃したら骨が折れると思います。かわいいだけじゃないですね。。
酪農バイトをしてみてよかったこと
やったことのない分野の仕事はとても面白いです!
動物もそこまで好きじゃなかったけれど、子牛はめちゃくちゃ可愛いです(#^^#)
指を出すとおっぱいと間違えて吸ってきます。
子牛のサイズなら自分でもなんとかできるしとにかく可愛かったですね。
あと、農家でしか味わえない牛乳豆腐というものをふるまってもらいました!
子牛を生んで初めて出た牛乳で作る豆腐です(#^^#)栄養たっぷりでとっても美味しい
もちろん牛乳も飲ませてもらいました!すごく濃くって市販のものとは比べ物になりません!!
毎日時間どうりに仕事をするので、とても健康的な生活でした!
美味しい牛肉のBBQなんかもひらいてもらいました!
北海道なので、スーパーに売ってるものが当たり前ですがほとんど北海道産で、どれをとってもめちゃめちゃ美味しかったです!スーパーの寿司のクオリティが半端ないです!!
北海道ならではの暮らしが堪能できました。
根室の酪農バイト情報
わたしは北海道の東側、根室で酪農バイトをしていました。
「JA道東あさひ」が酪農スタッフを募集しており、寮も車もあります。
短期でやろうと思うと、生活備品は電化製品くらいなので高くつきますが、長期で働くのであればそれなりに費用は抑えられると思います。
寮は独り暮らし用のアパートで、そこに酪農スタッフが住み、それぞれ契約した農家さんのところへ出勤していく感じです。
なので寮での交流とかは一切ありませんでした。
車は貸し出しがあるのですが、業務以外の使用では一キロ当たり30円ほどコストがかかったので、車を持っている人は自分の車を持ってくることをお勧めします。
最後に
酪農のバイトは体力を使うので体を動かすのが好きな人、また、潔癖症じゃない人に向いていると思います。やることは毎日同じだけれど、生き物相手なので牛の体調を気にしながら仕事をしなければいけません。農家さんによってやり方は様々だし規模もいろいろです。
人間関係は大事だと思うので、しっかりやりとりをしてからバイト先を決めるといいかもしれません。
でもなんにせよ、こんなに大変な仕事を365日かかさず続ける農家さんは本当にすごいと思います。
酪農に興味のある人は体験からでも初めて見るといいかもしれません(^^)/