ホタテの耳吊り2

「春頃のなにかいい短期バイトないかな~?(‘ω’)」

「あ、私知ってるよ!!(^^)/」

「え!?なになに( ゚Д゚)!?!?」

「ホタテ!!!」

「・・・ホタテ???(@_@)」

「私の実家ホタテ漁師なんだけど、春の短期で結構稼げるよ!」

「マジ!?やるーーーー\(^O^)/」

 

そんな情報を知り合いから聞き、北海道へホタテのバイトをやりに行ってみました!

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春の短期アルバイト”ホタテの耳吊り”

”ホタテの耳吊り”バイトって聞いたことありますか?

ホタテの養殖のための仕事で、赤ちゃんホタテを海に吊るすための前段階の作業になります

ホタテの耳吊り

ホタテの耳と呼ばれる、角ばった部分にドリルで穴をあけ、その穴にかえしのついたアゲピンと呼ばれるテグスのような素材でできた針を通していきます

長いロープにこのテグスが等間隔でついていて、一本のロープで50~100個??くらいのホタテをひたすら付けていく根気のいる作業になります。

その日水揚げされたホタテの稚貝がなくなるまで終わりません(;´Д`)

一日の流れ

~漁師さんが早朝から海に出てホタテの稚貝を引き上げてきます~

4:30 ホタテの耳に穴あけ開始(この作業は穴あけ班が行います)

6:00 ホタテの耳吊り開始

10:00 10分休憩

12:00 1時間昼休憩

13:00 ホタテの耳吊り再開

15:00 10分休憩(お菓子がもらえます)

16:30 終了

~終了後、漁師さんが耳吊りされたロープを海に垂らしていきます~

 

海が荒れて、船が出せない日は休み

それ以外は、基本出勤でした!

日によって残業があったり、ホタテが無くなったら早く終わることもあります(^^)/

 

ただ全部つけていけばいいわけではなく、悪い貝や小さいものははじいていかなければなりません

そのはじかれたホタテの稚貝は週に一回無料でたんまりもらうことができました\(^O^)/

ホタテ

これが、とーーても美味しいんですよ~♡

こんなにホタテ食べたのは人生でこれが初めて(笑)

この時期は、スーパーにもたくさんのホタテの稚貝が並んでいました

北海道二海郡八雲町

わたしが働いていたのは、北海道二海郡八雲町

八雲町周辺では、この時期いたるところでホタテの耳吊り作業がおこなわれていました

ここで育った子供は、みんな一度はホタテの耳吊り作業をしたことがあるそうです。

八雲町

とくに観光で有名といった場所ではないし、よくある地方の田舎街といった感じですが、海が近くに見えて、牛がたくさんいて、スーパーや飲食店なんかもほどよくあって、とても暮らしやすかったです。

ただ一つ難点なのは寒いってことですかね(-“-)

3月~5月でしたが、北海道はまだまだ寒かったです。

 

八雲町では、ちょっとしたイベントで「ホタテの耳吊り選手権!!」なんていうのもやっているそうです(笑)

この時はコロナの出始めでイベント中止になってしまいましたが、見てみたかったな~

求人の探し方、給料、待遇

求人はインターネットで「ホタテ・北海道・アルバイト」で検索し、求人サイトから応募しました。

八雲町だけでなくいろいろな場所がヒットしましたよ(^^)

期間 3月~5月頃

場所 北海道二海郡八雲町

時給 900円

手当 穴あけ手当(わたしは穴あけ作業もやったので)、交通費一部補助

住居 近くのゲストハウスに安く泊めてもらいました

 

男性だと漁師さんと海での作業にも応募できるので、そちらだと時給も上がり稼げるそうです

早朝からの作業のため、住む場所は漁師さんの家に住み込みとなるようです。

地元の学生がたくさん働いていて、みなさん春休みの定番のおこずかい稼ぎなのか慣れた手つきで仕事をこなしていました。

あとは主婦の方なんかが多かったです。

場所によっては、何本耳吊りロープを作れたかの出来高制の場所や、

アゲピンではなくテグスを通して縛っていくスタイルもあるようです

感想

時給はそこまで高くはないですが、毎日長時間、ほぼ休みなく働けるので短期間でまとめて稼ぐにはいいなと思いました(^^)

ただ一つ思っていたのと違ったのは、このバイトは地方から来た人がたくさん雇われているようなバイトではなく、地元の人で賄っている地元密着型のバイトだったことです

ほとんどの人が近所から通っている中、「別の県からホタテのために来ました~」と言ったらとても驚かれました(笑)

あとは、出稼ぎに来ている外国人なんかもたまに働きに来るそうです

このバイトは地元の主婦の方と学生がほとんどだったので、学生は登校前の数時間、主婦は朝の仕事が落ち着いてから出勤するなど、時間の融通がきくようでみなさん働きやすいと言っていました!

長時間同じ作業というのは疲れますが、どうやったらもっと早くつけれるかなぁと周りの人を見ながら作業していくのがハマって結構おもしろかったです!

機会があったらまた挑戦してみたいなと思います(^^)/

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